2006年11月23日

EP14 スミレの嘘つき

こんばんは。相変わらず嘘がつけないユノミです。ほら吹き男爵に弟子入りしたいと真剣に思っています。

さて、昨晩の放送はお楽しみいただけたでしょうか。

13話で登場し、あっと言う間に花屋敷家から姿を消した、セリ似の女性・藤子。第14話にも、彼女は健在でした。仲睦まじく街を歩く、スミレと藤子。2人の姿はスローモーションのようにゆりの視界に現れ、そして消えました。

「一生、セリだけを愛する」、その言葉を信じて安全な片思いの中に暮らしていたゆりは、スミレの心変わりに、激しく動揺していましたね。
これまで、スミレを密かに恋い慕うだけで満足したり、セリを心の支えにしたりして、ゆりは何とか心の平衡を保っていました。しかし藤子という生身の、そしてちょっぴり“イヤな女”の登場で、心穏やかでいられなくなった彼女は、とうとうスミレに直談判し、彼を怒らせてしまいます。
一度は家を飛び出したものの、葵に力づけられたゆり。スミレへの自分の思いを抑えるために、無意識になされた心の操作を、少しずつ、読み解く余裕が出てきたようですね。

自己欺瞞。

心の痛みを感じないように蓋をして、そしてそれを合理的に処理する手段。
人は皆、心に何かを抱えながら暮らしていること迫り来る日常の数々の現実に対処しなくてはいけないときがあります。

皆さんは、自己欺瞞の経験(?)をお持ちですか。

自分で自分をだますなんて、できればしたくないけれど、何かとても辛いことがあれば、そうなってしまうのも致し方のないことなのかも知れません。

ドラマでは、ゆりの叶わぬ恋の痛みをやわらげてくれる、手段のひとつとなっていたようですね。葵との語らいの中で、ゆりは自分の中の欺瞞に気づき、彼女自身が“安心な片思い”を意識することになりました。彼女はこの気づきで、スミレへの思いの枷がちょっとだけ、外れたような気がしますね。
ここから、彼女の恋は新しいステージへと踏み出しているのかも知れません。

では、楽しい休暇を! 晩安!

bara_blo at 04:20 │Comments(6)TrackBack(0)ストーリー 

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この記事へのコメント

1. Posted by mayo    2006年11月23日 11:21
恋愛すると、自己欺瞞になっちゃうかなって思います。
特に、なかなかかなわない時は。
だからゆりに対して好感もてるのかもしれないです。
2. Posted by ぴぴ    2006年11月23日 16:17
5葵の不意打ちのキスにドキドキ悶えながらみてました…
3. Posted by TOM    2006年11月23日 16:41
自己暗示かもしれない・・私は違うって思いたいから・・でも 騙してるんだよね、つまり (恋)って むずかしい・・。自分の 心の中が みえなくなるから こわい。 (好き)って一言が 口からでるまでが とても ながかった気がします・・葵の気持ちは せつないですよね・・彼も自分をだましてる・・ 
4. Posted by ririka    2006年11月23日 17:54
はじめまして。葵にすっかり心奪われている今日この頃。葵の行動や表情の一つ一つに注目して見ています。葵目線で見るせいか、百合や菫より、葵の心の動きに反応してしまう。
自分に正直になると言うことが恋?なんでしょうか。
今回の滑走路の端で二人が叫ぶシーン、BGMの曲名お解かりになる方いらっしぃましたら教えてください。サントラの曲ではないようですので…。
5. Posted by ririka    2006年11月23日 19:27
度々、失礼します。上で質問していた挿入歌、サントラには無い曲でしたが『傷口』を歌っている、張智成さんの曲でした。
6. Posted by kazune    2006年11月24日 13:53
スミレは何も叩かなくても〜と思いながら見ていました。

ゆりとなぐさめる葵がとってもよかったです。私も葵を中心に見てしまうので、葵くんのゆりへの気持ちの方に敏感です。

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